室内で使う塗料はできるだけにおいが少ない水性塗料がおすすめで、ホルムアルデヒドの放散が限りなく少ないものを選ぶようにしましょう。
壁や天井は部屋の大部分の面積を占めますから、塗料選びとしてはシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの放散が少ないものを選ぶ必要があります。
塗料は大きく分けるとアクリル塗料やウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素系塗料の4種類があります。
アクリル塗料はアクリル系合成樹脂を主成分とする塗料で、発色がよく価格も安いというメリットがあるため室内塗装ではベーシックな塗料といえます。
メリットとしては、発色もよく施工性にも優れているという点があげられますが、外壁などの塗装に用いる場合には耐用年数が短いというデメリットがあります。ただオフィスの室内塗料として使用する場合は、2年更新が多いためそれほどデメリットにはなりません。
ウレタン塗料はウレタン系樹脂を主成分とする塗料で、塗膜が柔らかいため密着性に優れています。また価格や耐久性などさまざまな点においてバランスがよく、細部の塗装にも適していますから細かな箇所の塗装にも使用されています。
ただ紫外線への抵抗力などはほかの塗料よりも少し劣り、変色しやすいというのもデメリットといえます。
シリコン塗料はアクリル系塗料の一種で、耐久年数は15年前後となっています。メリットとしては塗装後も長期にわたって美しさを保つことができますし、コストパフォーマンスも優れています。
フッ素系塗料はもっとも寿命が長いのが特徴で、光沢もよく耐熱性や耐寒性にも優れています。ただクオリティが高い分工学になることもありますから、内装に使用することはほとんどありません。
室内塗装は部屋やトイレ、浴室の壁面、天井を塗装することで壁紙と比べると廃棄物もでませんし高級感や重圧感も出すことができるということから、近年人気となっています。
室内塗料の塗り替えの目安としては、通常の洗浄では落ちなくなってしまったり、長年の喫煙によって壁や天井にヤニが付着し、黄色くなってしまった。
カビが発生した。キッチン周辺に付着した油ジミをなんとかしたいという場合があります。
室内塗料を検討している時に、もっとも気になるのはにおいかもしれませんが、最近はにおいが極力でない塗料もありますし、予算や家の状況によって最適な塗料を選ぶことができます。
業者に室内塗装を依頼する場合は、事前に住宅の室内の状況や塗装する範囲を確認してから、見積書を作成します。
次に現場の状況を把握して塗料が飛び散ることがないように周辺を養生します。下塗りは上塗りをする塗料がしっかりと塗れるようにするために必要な工程で、基本的には2回行います。
上塗りも2回行い養生をはずして終了です。
浴室内にカビが発生したり色あせをしてきた場合は、浴室リフォームを検討する時期です。
浴室塗装であれば新品同様に生まれ変わらせることもできますし、費用も抑えることができるのでおすすめです。
浴室は水を使用する場所ですから、防カビ材や湿気に強い塗料である必要があります。浴室の素材によっても異なりますが、ほとんどの場合好みの色に変えることができますから、インテリアを楽しむことができます。
浴室塗料は、下地の調整から始まります。下地を調整しておくことで塗装を長持ちさせることができます。錆が発生している場合にはこすり落とし、カビが発生している場合にはカビとり剤を用いてカビを除去していきます。
古い塗膜はあらかじめ除去し、ひび割れなどがある場合にはパテを使って埋めていきます。塗装をしない箇所は養生し、窓枠や換気扇周りから塗っていきます。
広い面はローラーやコテ刷毛を使って塗り、天井部分は柄の長いコテ刷毛を使って塗っていきます。乾燥させたら2度塗り3度塗りをしていきます。薄く塗って重ね塗りをした方が仕上がりは美しくなります。
浴室はカビが発生しやすい場所ですから、防カビコーティングをすることがおすすめです。カビが発生してそのまま放置してしまうと、色素が深部に浸透して修復不可能になってしまう可能性もありますから、浴室塗装の仕上げには防カビコーティングをすることが大切です。
浴室塗装はどのくらい持つのか気になるという人も多いと思いますが、耐久性は下地の状態にもよりますが、一般的に10年ほどといわれています。
浴室塗装はDIYでも行うことはできますが、素人が美しく仕上げるのは難しくすぐにはがれてしまいますから、業者に依頼する方がよいでしょう。
浴室塗装を依頼する場合、複数の業者から見積もりをとって、希望にあった業者を比較検討しましょう。
室内塗装は刺激が少ない水性塗料を使用するのが一般的ですが、業者によっては油性の塗料を使用する場合もあります。油性は化学物質が多く含まれていますから、乾燥時に気化して体調を崩す危険性もありますから、十分注意をする必要があります。